大錫.blog

大阪錫器と錫についてのあれこれを掲載しております

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9月4日より16日まで「スヌーピー × 日本の匠展」が阪急百貨店 うめだ本店で開催されます。

大阪錫器の技術で作られたスヌーピーはもちろん、アーティストの大谷芳照さんによるアート作品や各伝統工芸のわざによって作られた多くのスヌーピーが展示されるイベントです。

また、イベントにあわせて伝統工芸で作られた多数の会場限定スヌーピーグッズが販売されているショップも併設されております。


皆さまお誘いあわせのうえ、ぜひお越しください。


大阪錫器「スヌーピー × 日本の匠展」
「スヌーピー × 日本の匠展」公式ホームページ

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昨今は学校やカルチャー教室などで金属加工をしたことのある方も少なからず居られるとは思いますが、自分から「使おう」と思わないとなかなか使うことの無いのが錫でございます。

そこで今回はほかの金属と比較した錫の加工の体感について書いていきたいと思います。

なお今回は自分の個人的な体験をもとに書いておりますので、十分に眉に唾をつけておくことをお勧めいたします。
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大阪浪華錫器の基礎の1つであり、多くの陶磁器や木工芸、金属細工の根幹を成している道具に「ろくろ」がございます。

多くの場で使われている道具ですので、実際に目にしたことのある方、使われたことのある方も少なくないと思いますが、「解っている」と思っているものほど実際には解っていないというのはよくある話です。

そこで今回は「ろくろ」の基本的な話をについてさせていただきます。
使われたことのない方は新たな知識として、ある方は復習と、よりいっそうの理解の参考にしてただければ幸いです。

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茶を蔵するには、高麗・三島・熊川、あるいは古備前・古薩摩杯とて、人の珍賞する壷は有れ度も、其実の功は、遂に錫の壷に及ぶことなし。
田能村竹田著「竹田荘茶説」(煎茶道具名品集より抜粋)
ほかにも上田秋成、小川可進などの茶人・文人が「錫の茶壷」を最良として記しております。

「良いといわれるモノ」は時代により、さまざまに移り変わってゆきますが、「良いといわれ続けているモノ」には確かな理由が在るものでございます。

そこで今回は、「なぜ錫の茶壷が良いとされているのか」を解説させていただきます。


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