大錫.blog

大阪錫器と錫についてのあれこれを掲載しております

「錫を光らせるにはどうすればいいの?」という事をたびたび聞かれるのですが、そもそも「光る」とはどういう事なのでしょうか?

そこで今回は「モノはどのようにして光っているのか」と「光らせる方法」を解説することにいたします。


モノが光る=反射している=凹凸が無い

電球や蛍光灯のように自らが光を発するものでないのならば、「光る」ことは「反射する」ことと同じになります。
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そしてきれいに「反射」させるにはどれだけ「凹凸をなくす」ことができるかにかかっておりまして、凹凸をなくすには
  1. 埋める
  2. 削る
  3. 溶かす
  4. 潰す
の4つの方法がございます。

ではそれぞれの方法を簡単に解説させていただきます。続きを読む

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少し前までは日本で販売されている錫製品といえばほぼ伝統工芸品だけだったものですが、最近では多くの業者より商品が販売されております。


業界が活気づくのは喜ばしい事なのですが、一度に広まりすぎて購入を検討されているお客様、店舗の販売員の方ともに各々の違いが伝わっていないように感じましたのでここに簡単に記しておきます。


なお、ここで述べる「本錫」とは「伝統工芸品 大阪浪華錫器」がつかっている材料でありであり、伝統工芸品指定以前(1983年指定)および他産地の製品につかわれているものは含まないことをご了承ください。

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変り種のみがき方ばかりをしているのもいかがなものか、ということで今回は「wenol(ウィノール)」研磨剤でみがいてみることにいたします。

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タンブラーは入れ歯洗浄剤で使ったのと同じものです。

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メラミンスポンジや歯磨き粉ではへこみの部分の黒ずみをうまく落とすことができない。
これを楽に解決するにはどのようにすればよいのか・・・
と考えていたところ

「液体洗浄液につけ置きしてみようか」

という考えがうかんだので今回は入れ歯洗浄剤につけてみることにいたしました。
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金属製品ということで部分入れ歯用です。「中性」「アルカリ性」の違いも確認するために「ポリデント」「パーシャルデント」の2つを使います。
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最近はメラミンスポンジでみがくことをお薦めする話をきくことが増えた錫でございますが、少し前は「歯磨き粉でみがく」ことが薦められておりました。

そこで今回はメラミンスポンジと歯磨き粉の差を確認するために、歯磨き粉での黒ずみ落としを試してみることにいたします。

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残念ながらスタンダードを用意できませんでしたので、今回はベルク(小)でのみがきとなります。続きを読む

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