大錫.blog

大阪錫器と錫についてのあれこれを掲載しております

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前回の結果、ポリエチレンブラシで錫をこすっても問題がなさそうでしたのでこのブラシを使い錫のタンブラーの内側をみがいてみることにいたします。

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鉄粉と油で変色したタンブラーの内側続きを読む

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昨今は学校やカルチャー教室などで金属加工をしたことのある方も少なからず居られるとは思いますが、自分から「使おう」と思わないとなかなか使うことの無いのが錫でございます。

そこで今回はほかの金属と比較した錫の加工の体感について書いていきたいと思います。

なお今回は自分の個人的な体験をもとに書いておりますので、十分に眉に唾をつけておくことをお勧めいたします。
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茶を蔵するには、高麗・三島・熊川、あるいは古備前・古薩摩杯とて、人の珍賞する壷は有れ度も、其実の功は、遂に錫の壷に及ぶことなし。
田能村竹田著「竹田荘茶説」(煎茶道具名品集より抜粋)
ほかにも上田秋成、小川可進などの茶人・文人が「錫の茶壷」を最良として記しております。

「良いといわれるモノ」は時代により、さまざまに移り変わってゆきますが、「良いといわれ続けているモノ」には確かな理由が在るものでございます。

そこで今回は、「なぜ錫の茶壷が良いとされているのか」を解説させていただきます。


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「錫を光らせるにはどうすればいいの?」という事をたびたび聞かれるのですが、そもそも「光る」とはどういう事なのでしょうか?

そこで今回は「モノはどのようにして光っているのか」と「光らせる方法」を解説することにいたします。


モノが光る=反射している=凹凸が無い

電球や蛍光灯のように自らが光を発するものでないのならば、「光る」ことは「反射する」ことと同じになります。
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そしてきれいに「反射」させるにはどれだけ「凹凸をなくす」ことができるかにかかっておりまして、凹凸をなくすには
  1. 埋める
  2. 削る
  3. 溶かす
  4. 潰す
の4つの方法がございます。

ではそれぞれの方法を簡単に解説させていただきます。続きを読む

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